吃音がきっかけで精神世界にのめりこむ

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高校生で武道や格闘技を好きになる人は多いが、高校生からスピリチュアルなことに興味持つ人って少ないと思う。
僕は同時といってもまだ高校時代の時はどっぷりスピリチュアルなことにはまるというわけでなく、
吃音症を直したいがためにスピリチュアルな世界に徐々に興味をもつようなる。

最初に興味をもったのが呼吸法だった。吃音関連の書籍を読むと、発生練習と合わせて腹式呼吸の練習がある。
腹式呼吸に興味を覚えた。なんでもその呼吸法の起源はお釈迦様の時代からあり、ヨーガをはじめ、
各種宗教などの精神耐練には必ずなんらかの呼吸法が内包されていることを知った。
そのため、高校生でヨガなどに興味をもち、ヨガでは有名な沖ヨガの書籍を購入して独学で試したみた。
また、藤本兼好さんの書籍も良く読んでいた。藤本さんは自分と同じような境遇で中学高校幼少期は時非弱体質で弱いが
ヨガなどの精神しゅようで克服。ヨガのみならず願望実現法を提言していた。
そのような過程で人間の潜在意識に興味を持つようになる。

ムーにはまり潜在意識に興味を持つようなる

そのように潜在意識などに興味を持つようになった自分の愛読書がムーという雑誌。
その雑誌は超常現象などの全般にかけて紹介する雑誌で、高校生の頃はよく購入して読み更けていった。
その中で興味を持ったのはピラミッドパワー。確か山田孝雄さんという方が提唱していた
ピラミッドの囲いのようなところで瞑想すると、潜在意識が活性するというものだった。
ピラミッドを購入しようと思ったが、当時の自分は高校生で小遣いも限られているので断念した。

その他にムーの別冊として確か当時、潜在意識を活性化させるための本として、ムー別冊 実用シリーズ マインドパワー 潜在能力開発マニュアルNo.1古今東西のあらゆる精神修養が記述された別巻がでており、興奮して読んだのを覚えている。
その中で興味がわいたのが、現代の催眠から古代ユダヤの秘教カバラ、骨法やヨガのチャクラ覚醒、クンダリーニの覚醒。
阿字観瞑想、密教瞑想、肥田式健康術、白隠の内観法などである。
やり方はそれぞれ違うが、共通しているのがイメージをありありと描くことと、呼吸法である。
また世界の宗教や武道などはそれぞれ共通しているの部分があるのだとわかった。
骨法については武道や中国拳法をやっていたので、骨法整体の施術を自分も受けてみたく
当時横浜から東中野まで通った・

骨法整体を受ければ吃音がなおるのかも

自分の吃音原因を調べていくうちに、首の整体がいいということと、そもそも自分は猫背だったので
腹式呼吸を極めるためにも整体がいいのはないかと思い、骨法整体に何回か通った。
あれは多分高校2年の夏くらいだったろうか.
当時ムーなどの雑誌で紹介された他、書籍、ビートたけしの番組でも骨法がとりあげらていて、それなりに
にぎわっていた。自分も骨法の書籍を購入。
この整体を受ければ吃音が直るのではという甘い期待を寄せて、整体を受けた。
骨法整体は堀部師範が直接行っていた。堀部師範は体格もよく、ひげを生やしており、武道家そのもので
強層だった。自分は結構ビビッていた。
痛いことはなかったがバキバキと整体を受けて、級玉のような瓶を背中に貼り付けられた。
施術は15分程度。確か1回6000円くらいだつたのではないか。
施術後は姿勢改善されたような感覚だったが、数日でもとに戻った。
多分4回くらいだったと思うが、結局吃音が直るということはなかった。

独学で呼吸法などやヨガをやるようになる

当時高校2年の冬くらいから受験を意識しており、記憶力や集中力が大事だと日頃から感じていた。
ヨガや呼吸法をやる理由は吃音克服が最初の目的だったが、記憶力や集中力もたかまり
頭もよくなると本に書かれていたので、自分にとっては一石二鳥で、勉強の合間などに
ヨガの呼吸などをしていた。また、催眠法もこのころ書籍から学び試してみて、深いリラックスを味わった。
正直のところどこまで効果があったかわからない。
別に何も変わっていないといえばそれまでだつた。
しかし結果として自分の悪い成績でも現役で大学受験に成功した。
まわりのみんなより1.5倍の努力はして感覚があり。努力が実ったと言えばそれまでの話だが、
呼吸法や願望実現イメージなどの手法がもしからしたらなんらかの助けになったのかもしれない。

呼吸法から和尚ラジニーシの世界へ

確か高校3年のはじめだったと思う。勉強の合間や息抜きにムーや合気道マガジン、中国拳法の書籍などを読み
精神の修養法についていろいろと試してみた。
確か合気道マガジンのセミナー告知欄だったと思うが、ブリージングセラピーの告知があったので興味を持った。
ブリージングセラピーとは自分の中では全く知識もなく初耳。
最初はとにかく呼吸法を教わるだとばかり思ってた。主催者の方は伏見さんという方で操体法も治療家として
やっていた方。合気道マガジンでも伏見さんが取り上げられており、興味をもったので、参加を決意した。
当時5000円くらいだったと思うが、高校生の自分にとっては一大決心だった。

会場は和尚とい瞑想グループが行われているセンターで行われた。当時自分は願望実現については関心があったが
精神世界のことについては知識がなく。なんか変な瞑想集団ということしか頭になかった。
会場にいくと伏見さんの他その瞑想クラブの会員の方なども参加されていた。
ぼくのような雑誌を見ての参加者も数人いた。
主宰者は伏見さんと確かチダカッシュさんという方だったと思う。
参加されるみなさんとても陽気でなにかいい意味でナチュラル、人の良さを感じていた。

体がしびれ意識が飛んだ、まわりに泣け叫ぶ人がいてびっくり

ブリージングセラピーは非常にシンプル。寝て行い、大きく息を吸って吐くそのくりかえしを早くやる。
実際自分もやってみたが非常にきつかった。多分30分くらい経過した頃だったと思うが、まわりに泣き叫ぶ人や
変なことを叫ぶ人も出てきた。
とうややブリージングセラピーというのは健康法というようりかは、感情解放のプロセスであり、自分のことを
ありのままに受け入れる手法の一つだというのた。
正直廻りの人の泣き叫ぶ声にはびっくりした、自分はそこまで感情的にならなかったが、体にしびれを感じ
今までないリラックスを感じた。
主催者が呼吸の誘導や指示をするのだが、音楽も印象的だったが呼吸の時は喜多郎のような美しい音楽が流れ心に響いた。激しい呼吸の後、主催者が自分を受け入れてくださいとアナウンスするのだがその声にリラックスした。
自分の体の中に染み渡るようだ。

一連のワークショップが終わった最後に参加者が自分の感想を述べるシェアがあるのだが、自分は何をこの時
話したか覚えていない。話さなかったかもしれない。しかし今まで自分が体験したことが無い感覚で新しい世界を知った。その団体の教えのバックボーンにあるのが和尚というインドの瞑想家の教えだった。
そのワークショップに参加した時には和尚のことは知らずだった。また興味もそれほどなかった。

しかしそのセミナー出席後、気晴らしに本屋に行ったとき。和尚の書いた瞑想の本があったので
この間のセラピーの経験を思い出し、ふと手にとり読んでみた。

読んでみたらドハマリ和尚の本

和尚の瞑想の本はふと読んでみたら、本当に自分の心に響いた。詩のように短文で読みやすい。
当時自分は苦手や性格を変えようと頑張って、自分以外の何物になりたかった。
自分が嫌いでしょうがなかった。願望実現や吃音克服、武道はそのためにやっていた。
しかし和尚がとくのは違っていた。

どこにいくこともないんだよ。今の自分のままでいいんだよ。今の自分を愛するんだよ。
いわゆる願望実現とは対極にあるもので。今の自分をそのまま受け入れることを訴えており
その方法として瞑想があるというような教えだった。
自分はその本にはまり、高校から大学にかけて、多分7冊から8冊は購入したと思う。

和尚については別の機会で後述するが、和尚の本を読んでいると心が洗われた気がした。