心理学サークル

大学2年

心理学サークルには2年生から参加しました。

僕は大学1年の時、放送研究会のアルバイトを辞めてしまい、その後は大学で寂しく過ごしていました。大学2年生の時に何かサークルに入りたいと思っていましたが、シャイな性格が邪魔をして、途中から入るのは難しいと感じていました。

心理学のような少人数のサークルなら入りやすいと思い、心理学サークルに入部しました。この時、面倒を見てくれた先輩が石田さんでした。石田さんは見た目は良くないしモテない人でしたが、とても面倒見が良く、僕とよく話し相手になってくれました。

他の部員は、佐々木さんと伊藤さんの2人の女性と、藤村君という大学3年生の男性1人でした。

心理学サークルでは主にカウンセリングについて勉強していましたが、実質的には会話を楽しむサークルでした。

9月には長野県へサークルの旅行に行き、楽しい時間を過ごしました。

石田さんは佐々木さんに恋心を抱いているようでしたが、先輩としての立場から一歩踏み出せずにいました。石田さんを見ていると、自分を見ているようで、彼の姿にイライラしながらも、鏡のようだと感じていました。まるで自分の姿を石田さんに投影していたようでした。

大学卒業後、32歳の時に石田さんと佐々木さんに再会しました。佐々木さんは日暮里に住んでおり、石田さんは公務員として幹部に昇進していました。佐々木さんは結婚していましたが、子どもはいないようでした。石田さんは独身でした。

心理学関係のアルバイト

心理学サークルでの一つの思い出は、学会での学生アルバイトです。担当の教授が紹介してくれました。大正大学で開催された学会で、案内係や会場設営のアルバイトをしました。私もそのアルバイトに参加しました。そのアルバイトでは他校の学生も参加しており、複数のグループに分かれて作業しました。その中で何人かの人と親しくなりました。2日間のアルバイトでしたが、終わった後に渋谷で飲みに行くことになりました。

こうして振り返ると、シャイで内気な私ですが、決して一人ぼっちではなく、大学生活は楽しい思い出がたくさんありました。もっと積極的に行動していれば、さらに楽しい経験ができたかもしれません。しかし、その時々で私はベストを尽くしていたと思います。多くのチャンスを逃したこともありますが、自分を許しましょう。自分は最善を尽くしたのです。