人生で3回も靭帯を切った僕が、坐骨神経痛だけはどうしても治せない話

社会人になって

これまでの人生で、僕は膝の内側側副靭帯を3回切っている。

2回はサッカー。

もう1回はスキーだ。

こう書くと、かなり激しいスポーツ人生を送ってきた人間のように見えるかもしれない。

しかし、決してそんなことはない。

むしろ、少し運動が好きな普通のおじさんである。

それなのに、なぜか膝の靭帯だけは3回も切っている。

ただ、不思議なことに、その3回の大ケガはすべて整骨院に通い直して治った。

ところが、そんな僕がどうしても治せずにいる痛みがある。

坐骨神経痛だ。

見た目は健康なのに、朝も夜も痛い。

静かに、しつこく、生活に入り込んでくる。

人生で3回も靭帯を切った僕が、今いちばん苦しめられているのは、この坐骨神経痛なのである。

1回目の靭帯断裂は、サッカーの試合中だった

最初に膝を痛めたのはサッカーの試合中だった。

相手とぶつかり、膝が横に持っていかれた瞬間、「ブチッ」という感覚が走った。

立とうとしても立てない。

膝は腫れ上がり、完全に言うことを聞かなかった。

インターネットで『整骨院 ホームページ』と検索すると家の近くある整骨院が評判いいとわかった。
その整骨院に行くと、内側側副靭帯の損傷と言われた。

そこから通院生活が始まった。

固定され、リハビリを続け、少しずつ歩けるようになる。

やがて軽く走れるようになったとき、「ちゃんと治るんだ」と実感した。

2回目も、やっぱりサッカーだった

慎重にプレーしていたつもりだった。

しかし、ゴール前で無理に足を伸ばした瞬間、またあの感覚が来た。

「ブチッ」

今回は分かってしまう分、余計につらかった。

また整骨院に通い直すことになった。

先生にも「またやりましたね」と言われた。

それでも、通院とリハビリを続けることで、膝は回復した。

2回切っても、身体はちゃんと治ろうとする。

そのことを実感した。

3回目は、雪山でやってしまった

3回目はスキーだった。

転倒したとき、板が外れず膝がねじれた。

またしても同じ感覚。

今回はさすがに落ち込んだ。

それでも、結局また整骨院に通い直した。

時間はかかったが、今回も回復した。

3回壊しても、3回とも治った。

身体は思っているより強いのかもしれない。

派手なケガには、分かりやすい回復がある

靭帯のケガはつらいが、分かりやすい。

原因がある。

痛む場所がはっきりしている。

整骨院に通えば、少しずつ良くなる。

昨日より今日、今日より明日と回復が見える。

しかし、坐骨神経痛は違う。

原因がはっきりしない。

良くなったり悪くなったりを繰り返す。

終わりが見えない。

坐骨神経痛は、生活をじわじわ壊していく

座っても痛い。

立っても痛い。

寝ても痛い。

何をしても完全に楽な状態がない。

仕事にも集中できない。

痛みが常に頭の片隅にある。

いろいろ試しても正解が分からない

ストレッチもした。

温めたり冷やしたりもした。

椅子も変えた。

歩いたり休んだりもした。

しかし、どれが正解か分からない。

靭帯のときのような「これをやれば治る」という道がない。

見た目では分からないつらさ

靭帯のケガは見て分かる。

しかし坐骨神経痛は分からない。

普通に見えるのに、ずっと痛い。

それが地味にきつい。

終わりが見えないことが一番つらい

靭帯はいつか治ると分かっていた。

しかし坐骨神経痛は違う。

いつ終わるのか分からない。

それが一番のストレスになる。

それでも、少しずつ付き合っていく

完全に治すことだけを考えすぎないようにしている。

少し楽な日を大事にする。

無理をしない。

身体を信じる。

3回も靭帯を治してきたのだから、今回もきっと何かしら前に進めるはずだ。

派手なケガは治った。

しかし、静かな痛みはまだ続いている。

それでも今日も、ゆっくり立ち上がり、少しずつ歩いていく。